すまいるママ塾8 発達グレーゾーン講演
すまいるママ塾 Vol.8 発達グレーゾーン講座記念講演
うちの子、みんなとちょっと違う…と不安な時にできること
第8回目となるすまいるママ塾は、「発達グレーゾーン講座」を新設するにあたり監修を務めました、浜田悦子インストラクターによる講演でした。
浜田インストラクターのお子さんは 3歳で発達障害と診断されましたが、9歳のときにドクターから
「今後、診断から外れる可能性が高い」
と言われるまでに成長されています。
その道のりにはどのようなことがあったのか、おうちで療育するときのポイントなど、協会代表理事の和久田ミカとの対談形式でお話頂きました。
参加者さまより事前に頂いた以下のご質問にもお答えいただいています。
- 何度声をかけても 朝の準備が進まない
- 園や学校に行きたがらないとき
- 毎日の宿題で親子バトルになってしまう
- パニックになったときの対応
これまで2000人以上のご相談を受けてきた浜田インストラクター。
ご自身も経験者ということで、具体的な回答で分かりやすかったというご感想をたくさんいただいております。
そして、何度もお子さんのがんばりを認める大切さをお話されていたことが印象的でした。
発達グレーゾーンのお子さんは、刺激が多い学校では誰よりもがんばっています。
お母さんがそこを理解し、
「今日もおつかれさま!がんばったね!」
と声をかけることが、お子さんにとって安心感につながり、力になっていくとのこと。
親の期待値は高くなりがちだけれど、今やっていることに目を向けることが大切ですよとおっしゃられていました。
それと同じぐらい大切なのが、お母さん自身が整っていること。
- まずは自分をほめる。
できていることに目を向けて、事実を認めていく。
- たくさんの選択肢をもつ。
子どものサポートをする以外にも、怒る、誰かに話す、専門家の手を借りるなど、一人で悩まない。
- 自分の気持ちに向き合う時間を持つ。
ということを通して、自分の余裕の作り方を知っておくといいですねという、お母さんへのメッセージもありました。
最後に、参加者さまより頂いた感想をご紹介します。
- とても具体的で分かりやすかったです。経験者の言葉は心に響きます。また参加したいです。
- 具体的にたくさん使えることがみつかって、仕事に活かせそうです。本当によい時間を過ごせました。
- 親としての期待や気持ちのギャップがまだまだあるなと思いました。
自分が当たり前のことが当たり前でないこと、本人はすごくがんばっているということ、強化していきたいと思いました。
今回のすまいるママ塾には、会場やオンラインで438名の方がご参加くださり、子育てをされている保護者・支援職の方々の関心の高さを伺える回となりました。
また、今回も協会インストラクターがスタッフとして準備、進行させて頂きました。
スタッフ一同、たくさんの方に届けられたことを心より嬉しく思っております。
ありがとうございました。
当協会では、2021年9月に発達グレーゾーン講座が始まりました。
・発達障害について
・ABA(行動分析学)を使った子どもへの具体的な支援
・共感的な声かけ
を主な内容としています。
発達障害の診断を受けているお子さんはもちろんのこと、グレーゾーンのお子さんや、5歳児ぐらいまでのお子さんに効果的な手立てが分かる内容の講座となっています。
ご興味のある方は、チェックしてみてくださいね。
2021年07月08日